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塗り壁の補修は自分でできる?ひび割れや剥がれの直し方とは
コラム / 2025.02.16
塗り壁のひび割れや剥がれは、放置すると美観を損なうだけでなく、
建物の耐久性にも影響を及ぼします。適切な補修方法を理解し、早めに対処することが重要です。
塗り壁がひび割れる原因とは?
塗り壁のひび割れは、主に以下の要因で発生します。
経年劣化によるクラック:時間の経過とともに、壁材が収縮や膨張を繰り返し、細かなひび割れが生じることがあります。
施工不良や外的要因:施工時の不備や地震などの外的な力が加わることで、ひび割れが発生する場合もあります。
放置によるリスク:ひび割れを放置すると、雨水が浸入し、内部の腐食やカビの原因となるため、早めの対処が必要です。
塗り壁のひび割れや剥がれは自分で補修できる?
DIYでの補修は可能ですが、状況に応じた判断が求められます。
DIYが向いているケース:小さなひび割れや部分的な剥がれであれば、自分での補修が可能です。
DIYが向いていないケース:広範囲の損傷や深刻なひび割れの場合は、専門業者に依頼する方が安心です。
補修に必要な道具と材料:補修材(漆喰やパテ)、コテ、マスキングテープ、養生シートなどが必要です。
初心者でもできる?:基本的な手順を守れば初心者でも可能ですが、仕上がりに差が出ることがあります。
補修にかかる費用はどれくらい?
補修方法によって費用は異なります。
DIY補修の費用相場:道具や材料費として数千円程度が目安です。
業者に依頼した場合の料金目安:補修範囲や内容によりますが、数万円から十数万円程度かかることが一般的です。
コストと仕上がりのバランス:費用を抑えたい場合はDIYも選択肢ですが、仕上がりや耐久性を重視するなら専門業者への依頼を検討しましょう。
塗り壁補修の体験談|実際にやってみた人の声
DIYで補修したAさんのケース(40代男性・自宅)
Aさんは自宅のリビングの漆喰壁に小さなひび割れを発見し、DIYでの補修を決意しました。ホームセンターで漆喰補修キットを購入し、オンラインの動画を参考に作業を開始。初めての作業で不安もありましたが、慎重に手順を踏むことで、見た目にも満足のいく仕上がりとなりました。費用も抑えられ、達成感を得ることができたと語っています。
業者に頼んで正解だったBさんのケース(50代女性・賃貸)
Bさんは賃貸物件の和室の壁に大きな剥がれを見つけ、自己判断での補修に不安を感じていました。大家さんと相談の上、専門の業者に依頼することに。プロの手による迅速かつ丁寧な作業で、元の美しい壁が蘇りました。費用はかかりましたが、安心と信頼を得られたと満足しています。
おすすめの補修用アイテム・便利グッズ
以下に、初心者でも扱いやすい補修材や便利な道具を紹介します。
漆喰補修キット:必要な道具が一式揃っており、初心者にも扱いやすいセットです。
パテ:小さなひび割れや穴埋めに適した補修材で、乾燥後に塗装も可能です。
マスキングテープ:補修箇所周辺を保護し、作業中の汚れを防ぎます。
養生シート:床や家具を汚さないようにカバーするためのシートです。
塗り壁補修に関するよくある質問(FAQ)
Q1:雨の日でも補修して大丈夫?
A:雨の日の補修はおすすめできません。塗り壁材は乾燥が必要で、湿度が高いと乾燥に時間がかかるだけでなく、仕上がりにも影響します。屋外の場合は特に天候を選び、晴天が2〜3日続くタイミングを選ぶのが理想です。室内でも換気や湿度管理が重要になります。
Q2:モルタル壁との違いは?
A:モルタル壁はセメントを主成分とした硬い素材で、塗り壁(特に漆喰)は天然素材由来の柔らかく調湿性のある素材です。補修の方法や使う材料も異なるため、壁の素材に合わせたアプローチが必要です。自宅の壁材を事前に確認しましょう。
Q3:下地がボロボロだったらどうする?
A:下地が劣化している場合、表面の補修だけでは十分ではありません。劣化部分をすべて取り除き、必要に応じてパテやモルタルなどで下地を整える作業が必要です。場合によってはプロに相談するのがベストです。
Q4:色味が周囲と合わない時は?
A:補修後に色味が浮いてしまうことはよくあります。周囲の壁に合わせて調色するか、広めに塗って自然に馴染ませる工夫が必要です。市販の漆喰や塗料にはカラー展開があるため、色番号を確認して選びましょう。
Q5:ひび割れを完全に防ぐことはできる?
A:完全に防ぐのは難しいですが、定期的な点検や通気・防水対策を行うことで、ひび割れの進行を最小限に抑えることが可能です。特に湿気の多い場所では、こまめなメンテナンスが効果的です
まとめ|塗り壁の補修は無理なくできる?まずは小さな範囲から挑戦!
塗り壁のひび割れや剥がれは、状況を見極めればDIYでも十分対応可能です。
道具を揃え、基本的な手順を守れば初心者でも補修に挑戦できますが、
大きな損傷や心配な場合はプロに相談するのが安心です。
まずは目立たない場所や小さな範囲からチャレンジして、経験を積んでいきましょう。