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新築かリフォームで迷ったら?各メリット・デメリット、費用相場も解説

コラム / 2024.06.08

新築かリフォームで迷ったら?各メリット・デメリット、費用相場も解説

新築を建築・購入するか、中古物件を購入してリフォームをするかで迷う方も多いかもしれません。また築年数が経った戸建てに住んでいる場合、建て替えようかリフォームで済まそうかは悩みどころ。一般的に新築の方が設備や性能が新しいものの、コストは高い傾向にあります。一方でリフォームは、必要な部分だけ改修ができて、コストを抑えられます。

この記事では、新築とリフォームの違いやメリット・デメリットを解説します。新築やリフォームにおすすめの塗り壁材もお伝えするので、オシャレな家にしたい方はぜひ参考にしてみてください。

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新築やリフォームの特徴

新築とリフォーム、コスト以外にどんな違いがあるのでしょうか?それぞれの特徴を解説します。

新築とは?

新築とは、新しく建てられた物件のことです。住宅の品質確保の促進等に関する法律※によると、「建築後、1年未満の物件」、かつ「過去に誰も入居していない物件」を意味します。

古い家を取り壊して新しい家を建てる場合は、「建て替え」となります。両者の違いは、解体工事があるかないかです。建て替えは古家の解体工事が含まれるため、新築物件を建築するよりも若干解体工事の分、費用がかさみ工期が長くなります。ただし土地の購入が不要なので、その分の費用は安くなります。

参考: 住宅の品質確保の促進等に関する法律

リフォームとは?

リフォームとは、古い建物の一部を新築に近い状態に戻すことです。経年劣化などにより、壁紙が剥がれたり外壁の色が変化したりするため、壁紙を張り替えたり外壁を新しくしたりして、部分的に原状回復させることをリフォームと呼びます。

リフォームと似た言葉で、「リノベーション」があります。リノベーションとは、現在住んでいる住まいの良さを維持しながら、より良い機能を持たせて、現状よりも高い性能にすることです。既存住宅の柱を移動・補強して間取りを大幅に変更するケースも。そのため、一般的にリフォームの方が小規模な工事が多く、リノベーションに比べてコストが安く抑えられます。

新築のメリット

新築の最大のメリットは、自由度が高い点です。例えば注文住宅にすれば、間取りや外観といった大枠はもちろん、コンセントの窓の位置など細かいところまですべて自分たちの希望通りにできます。ここからは、新築のメリットを詳しく見ていきましょう。

最新の設備が揃う

新築にすれば、最新の設備が揃います。特にキッチンやトイレ、浴室などの水回りは、日々進化しています。また断熱性や気密性などの住宅性能を高くすることも可能で、夏涼しく冬暖かく暮らせるでしょう。機能性の高い設備や性能を選択できるので、長期にわたって住みやすい物件になります。

耐震性に不安がない

日本は地震が多い国です。そのため、住宅における耐震性能も日々進化しており、新築にすれば地震に強い住宅を建てることができます。構造上の強さはもちろん、地震の揺れを制御する装置(ダンバーなど)を新築時に標準仕様で設置できる住宅会社も増えています。

また中古物件の場合、目に見えない家の基礎部分がシロアリ被害に遭っていると耐震性が低下している可能性があります。その点、新築は基礎部分も新しいため、シロアリ被害を心配する必要がありません。

オシャレな住宅にできる

新築は一から建築するため、自分好みのオシャレな住宅にできる点が魅力といえます。例えば最近人気なのが、塗り壁の外壁です。塗り壁は左官職人が手作業で一つずつ丁寧に仕上げていくため、無二唯一のオリジナリティ溢れる住宅になります。また、塗り壁は自然素材を使用するため、室内の壁を塗り壁にすればシックハウス症候群の対策にもなり、アレルギーをお持ちの方も安心です。

塗り壁に興味がある方は、塗り壁のプロフェッショナル・カントリーベースが取り扱う塗り壁材「Soi(ソーイ)」と「Hitkey Wall(ヒッキーウォール)」がおすすめです。

「Soi(ソーイ)」は、日本製の外壁用塗り壁材です。一般的な塗り壁は耐用年数の平均が10年といわれていますが、「ソーイ」は年月が経つほどに撥水効果が高くなるのが特徴的で約15年持続します。また日本は雨が多く、湿度が高いため外壁に藻やカビが発生しやすいのですが、「ソーイ」は防カビや防藻効果も期待できます。見た目の美しさが長期間キープされる点も「ソーイ」の魅力といえます。

下記は塗り壁材「ソーイ」を使った施工事例です。シンプルながらも優しい雰囲気が漂った質感に仕上がります。木目を引き立たせるような印象の外壁にしたい方は、ぜひチェックしてみてください。

モダンを感じる塗り壁のお家

参考:モダンを感じる塗り壁のお家

内装を塗り壁にしたい場合は、「Hitkey Wall(ヒッキーウォール)」が向いています。「ヒッキーウォール」は調湿や脱臭、施工性、メンテナンス性を兼ね備えた内装用塗り壁材です。成分は住環境に優しい漆喰やゼオライト、シリカ、粘土の4種類を使い、カラーラインナップが15色と豊富な点も魅力。4つのテクスチャーから選べます。

下記は塗り壁材「ヒッキーウォール」を使った施工事例です。15色の中で一番濃い「ココア」を使用しましたが、壁全面に施工してもくどさがなく落ち着いた空間に仕上がっています。

落ち着いた空間に仕上がる内装塗り壁 #ココア

参考:落ち着いた空間に仕上がる内装塗り壁 #ココア

新築のデメリット

新築のデメリットは、実際に暮らしてみないと住み心地や周辺環境が分からない点です。住んでから「こんなはずじゃなかった…」と後悔する可能性もゼロではありません。その他にも、押さえておきたい新築のデメリットをお伝えします。

費用が高くなる

新築のデメリットは、リフォームに比べて自由度が高い分、費用も高くなる点です。「せっかく新築を建てるなら良い家を建てたい……」と理想を詰め込みすぎて、当初の予算よりかさむケースも多いものです。予算内に収まるように、優先順位を付けながら設備や間取りなどを決めていきましょう。

希望するエリアで建築できない可能性がある

希望するエリアでは土地が見つからず、家を建築できない可能性もあります。立地の良いところはすでに建物が建築されているケースが多く、人気のエリアは土地の価格も高い傾向にあります。希望するエリアに固執すると、なかなか土地が見つからなかったり予算内に収まらなかったりするかもしれません。「希望エリア」か「予算」か、最初に優先順位をつけて土地探しを始めましょう。

周辺環境が把握できない

新築は、周辺環境が把握しにくいデメリットがあります。特に新興住宅地に家を新築する場合、近所にどのような人が住んでいるのか分かりにくい面も。また周辺に家がない状態で新築を建てたものの、自分たちが住んでから周辺に続々家が建築され、日当たりや風通りが悪くなるといったケースも考えられます。住宅密集地に家を建てる場合は、2階リビングにしたり吹き抜けと天窓を設置したりするなどの対策をプロの方と相談しながら、家づくりを進めると失敗しにくいでしょう。

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リフォームのメリット

リフォームのメリットは、必要なところだけ業者に依頼できるため、コストを抑えられる点です。費用を抑えたい方には、リフォームがおすすめです。リフォームのメリットを詳しく見ていきましょう。

費用が抑えやすい

中古物件を購入するのであれば、新築を建てるよりは費用をグンと抑えられます。予算内に収めるには、使える設備はそのままにし、リフォームが必要な箇所だけ行うなどメリハリある対応も可能です。費用を抑えたい方は、リフォームが向いています。

工期が短い

リフォームの内容によっても異なりますが、工期が短い傾向にあります。例えば注文住宅を建てる場合一般的に完成まで3ヶ月から6ヶ月かかります。その点リフォームなら、全面改修工事でも3ヶ月程度で終わります。

また、もし建て替えするなら仮住まいが必要になり、約半年以上は仮住まいに暮らさなければなりません。家を取り壊すことで全部の荷物を荷造りしたり、半年以上の仮住まいの家賃を支払ったりと手間やコストがかかります。

その点リフォームなら、工事規模が小さければリフォーム中でも自宅で過ごせるうえ、万が一仮住まいが必要でも工期が短いことで最低限の費用で済むでしょう。

必要な部分だけリフォームが可能

予算に応じて、必要な部分だけリフォームできる点もメリットです。近年は、自分でDIYをするのも流行っています。例えば、キッチンや浴室、トイレは新しい設備にしたいものの、予算が限られていることで「室内の壁は自分でDIYする」といった方法もできます。

もし自分でDIYして内装を塗り壁にしたい方は、内装の塗り壁材「ヒッキーウォール」が向いています。「ヒッキーウォール」は既存の塗り壁の上からはもちろん、ビニールクロスの上からも施工できることが最大の魅力です。密着性が良い素材なので、新築のような空間に仕上がるでしょう。

下記は「ヒッキーウォール」を使った施工事例です。可愛らしくて、柔らかな雰囲気のある壁に仕上がりました。カラーも15色展開しているので、リビングや子ども部屋など部屋の用途に合わせて選べます。

可愛らしく柔らかい室内空間

参考:可愛らしく柔らかい室内空間

機能的で塗りやすい内装塗り壁 #ツミレ

参考:機能的で塗りやすい内装塗り壁 #ツミレ

下記は「ソーイ」で外壁をリノベーションした施工事例です。既存の外壁を塗り壁にして、違った印象の家になりました。必要な部分だけ新しくしたい場合は、リノベーションをすると希望を叶えられるでしょう。

外壁で生まれ変わる

参考:外壁で生まれ変わる

リフォームのデメリット

リフォームのデメリットは、たとえ全面改修工事をしたとしても全てが新しくならない点です。リフォームは、建物を建て直す訳ではありません。どうしても、新しい部分と古い部分が存在します。設備の経年劣化や費用などバランスを考えながら、リフォームに取り組むのがおすすめです。

想定よりもコストがかかる可能性がある

リフォームと一口にいっても、必ずしも安く済ませられる訳ではありません。リフォームの種類や規模によっては、想定していたよりも費用が高くなるケースがあります。

例えば築年数が経っている家の場合、「浴室やキッチンなどの水回りだけリフォーム」と、実際に取り壊してみたら基礎部分がシロアリ被害に遭っていた…といったケースも。その場合、追加作業が必要となり費用が上乗せになります。

自分が取り組もうとしているリフォームは、どれくらいの費用がかかるのかを事前に施工業者に確認しておきましょう。また古い家のリフォームでは、どんな想定外の費用が発生しやすいのかも聞いておくと安心です。

構造部分が古く、耐震性にも不安が残る

リフォームのデメリットは、構造部分が古く耐震性に不安が残る点です。中古物件を購入して設備や外観をリフォームをすれば、見た目は新しくできるかもしれません。しかし、見た目が新しくなったとしても、基礎などの構造部分が劣化していたら耐震性の不安は残ります。30年、40年とその家で暮らしていきたいなら、構造部分からのリフォームも検討しましょう。

新築とリフォームの価格

ここからは、新築とリフォームの平均価格を比較していきます。一般的に、新築の方がリフォームよりも高額になる傾向にありますが、。新築の仕様やリフォームの種類・規模によって、価格は変わります。

新築の平均価格

住宅金融支援機構「2022年度フラット35利用者調査(PDF)」によると、新築の注文住宅の平均価格は、3,717万円です。これは建て替えのケースです。土地込みで注文住宅を建てた際の平均相場は、4,694万円になります。ちなみに建売住宅だと3,719万円で、中古物件は2,704万円となり、ここにリフォームの費用が別途かかります。

リフォームの平均価格

リフォームの平均価格は、リフォームの種類や規模によって費用に大きな差があります。例えばトイレの平均相場は30万円前後です。和式から洋式へ変更すると、50万円以上かかるケースもあります。キッチンの平均相場は、100万円前後です。キッチンのグレードを上げたり配管の移動を行ったりするなど大幅な変更だと150万円を超えることもあります。

また壁をクロスから塗り壁に変更するときは、1平方メートルあたり5,000円~1万円程度かかります。一般的なビニールクロスの場合、1平方メートルあたり1,000円~3,000円程度が相場といわれています。そのため、ビニールクロスと比較すると3倍から5倍かかる計算になり、高額に感じる方もいるかもしれません。しかし長期的な視点でみると、塗り壁の方がメンテナンス頻度が少ないため、手間がかかりにくいといえます。

新築やリフォームで活用できる税金控除・補助金

新築やリフォームをすると、税金控除や補助金を活用できます。税金控除や補助金を活用するとコスト削減につながるため、。どのような制度があるのかを把握しておきましょう。

住宅ローン減税

住宅ローン減税とは、住宅ローンを利用してマイホームを購入した場合、年末時点の借入残高の一定割合が所得税から控除される制度です。新築や中古、リフォームも条件を満たすと適用されます。例えば適用条件には、購入した物件に自分が住んでいることや住宅の床面積が50㎡以上であること、所得金額2,000万円以下などが挙げられます。

また、2025年12月31日までに入居する場合、世帯構成や住宅種別によって年末ローン残高限度額などが変わります。新築やリフォームでも年末ローン残高限度額や控除額が異なるため、適用条件に該当するかを事前に確認しましょう。

参考:国税庁「住宅ローン減税」

リフォーム減税

自身が暮らす住まいのリフォームをした場合、リフォーム減税が活用できます。省エネや耐震、バリアフリー、長期優良住宅、三世代同居のみに適用されます。リフォーム減税は、所得税が一部控除されたり、住宅の固定資産税が減額されたりする制度です。工事の内容によって控除額も異なるので、事前に調べておきましょう。

参考:国土交通省「住宅リフォームにおける減税制度について」

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新築かリフォームを選ぶポイント

新築か中古物件を購入してリフォームするかどちらがよいかは、何を優先するかによって異なります。新築かリフォームか迷った方向けに選ぶポイントをご紹介します。

コスト優先ならリフォーム

コストを抑えたい場合は、リフォームを選んでDIYを併用してみてはいかがでしょうか。先述の通り、リフォームは修繕したい部分を選択できます。さらに自分で修繕できる箇所、例えば壁のクロスの張り替えなどをDIYすれば、グッとコストを抑えることが可能です。

立地優先ならリフォーム

立地条件の良い土地は、中古物件として出回っている可能性が高いといえます。ただし一般的に、人気の高いエリアは中古物件の価格も高く、購入希望者も多いため、住みたいエリアが決まったら、早めに物件探しに取り組むようにしましょう。立地優先なら、まずは中古物件に絞り、リフォームを検討してみてください。

こだわり優先なら新築

「せっかくのマイホームだから…」と妥協したくない人もいるかもしれません。新築は時間や費用がかかるものの自分の理想を叶えやすいため、家づくりへの満足度は確実にアップします。一生に一度のマイホームにこだわりたい方は、新築が断然おすすめです。

住宅性能の高さ優先なら新築

断熱性や気密性、耐震性など住まいの性能を高くして、快適かつ安心に暮らしたい人は新築を選びましょう。新築は最新の設備や建築材を使用できるため、高気密高断熱の住宅になり光熱費を抑えられる家づくりが可能です。

新築かリフォームを選択し、オシャレな家づくりをしよう!

新築、リフォームにはそれぞれメリット、デメリットがあり、なかなか判断できない人も多いかもしれません。新築かリフォームかで迷われている方は、「家づくりにおいて何を優先したいのか」を考えてみましょう。予算なのか立地なのか、こだわりを反映できる家づくりなのかで自ずと選択肢が見えてくるはずです。

「とにかくオシャレな家に住みたい!」という方は、外壁や内壁を塗り壁にしてみてはいかがでしょうか。塗り壁のプロ・カントリーベースでは、DIY初心者でも施工がしやすくデザイン性が高い塗り壁材を取りそろえています。例えば内壁を塗り壁にして、デザイン性の高いコンクリートをプラスすれば、海外のインテリアのようにモダンでオシャレな空間になります。

塗り壁のアレンジ性

参考:塗り壁のアレンジ性

カントリーベースは、塗り壁の実績が豊富な会社です。販売した塗り壁材は新築とリノベーション工事を合わせて、全国で年間約850棟の家に使用されております(2022年時点)。また、環境にも配慮しており、SDGsに賛同する建材屋として、材料の製造から補修までワンストップで取り組みます。

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