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外構施工に塗り壁を取り入れて、こだわりのある空間を。事例やメンテナンス方法、費用目安を解説

コラム / 2024.07.18

外構施工に塗り壁を取り入れて、こだわりのある空間を。事例やメンテナンス方法、費用目安を解説

外構は家の「顔」と言われるほど、家全体の印象に大きな影響を与える場所です。外構をきれいに整えたいと検討している方は、塗り壁で施工してみてはいかがでしょうか?

外構を塗り壁でデザインすることで家全体が統一感のあるデザインとなり、格段におしゃれな雰囲気に仕上がります。

塗り壁施工をしたいと検討している方は、一度カントリーベースまでお問い合わせください。今までの施工事例をお見せしながら、ご要望に合わせたデザインや仕様で施工をします。

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外構の塗り壁とは?

塗り壁とは、コンクリート壁面などに塗装剤を塗って仕上げる施工法のことです。外構において塗り壁は門塀や門柱、アプローチ、土留めなどに使われており、素材はアクリル塗料に砂などを混ぜたものが一般的です。

色や塗り方のパターンなどを変えることで、家本体の雰囲気に合った自分好みの外観にできます。そのため施工前にどのような仕上がりにしたいかをしっかりイメージしておきましょう。

塗り壁で施工できる外構の種類とは?

塗り壁は、外構の色々な場所に施工できます。外構部分で特に塗り壁が使われる場所は門塀や門柱、アプローチなどです。「外構をどのように見せたいのか?」に合わせて施工内容を検討しましょう。

門柱

門柱とは「門の柱」のことであり、外構では玄関先に設置される独立した壁のことです。門塀はコンクリート壁やブロック壁が一般的で、塗り壁にする場合はその表面を左官職人が様々な模様で仕上げていきます。

門柱を設置することで、外観をきれいに魅せるだけでなく、道路と家の境目を明確にできます。さらに門柱にポストや表札、インターホン、照明などを取り付けることで、使いやすくなります。

門柱の事例

参考:施工事例:外構に「好き」を詰め込んで。

門塀

門塀とは、門周辺にある壁のことです。門塀があることによって、敷地内と周囲を区切ったり、道路からの視線を遮ったりすることができます。プライバシーの確保を優先したいなら、門柱よりも門塀を取り入れてみましょう。

また門柱と同様、表札、ポスト、照明、インターホンなどを設置して、より機能性を持たせることが一般的です。

門塀の事例

参考:施工事例:家族のお出迎え

アプローチ

アプローチとは、門から玄関までの道のことです。アプローチは、道路からも見える部分であり、人が歩く場所でもあります。

門柱や門塀、アプローチのデザインを統一することで、外構全体がきれいにまとまります。例えば門柱や門塀、アプローチを同じ色や同じ模様にしたり、外構の一部にだけ木材を使用したりすると、洗練された印象を与えることができます。

しかし、アプローチは人が頻繁に通る場所のため、汚れや傷の対策が必要です。耐久性の高い塗料を選んだり、定期的にメンテナンスしたりすると、きれいな状態を長く保てます。

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塗り壁の仕上げパターンの種類

外構の塗り壁の仕上げパターンには色々な種類があるため、希望している外構の印象に合わせて仕上げパターンを選びましょう。ここでは、塗り壁の仕上げパターンでよく使われる手法を下記の4つを紹介します。

・ローラー仕上げ
・コテ仕上げ
・ランダム仕上げ
・ランダムウェーブ仕上げ

ローラー仕上げ

ローラー仕上げとは、ローラーを用いて均一に塗料を塗る方法です。ローラーには、スポンジやゴムなど色々な種類があり、使うローラーによって表面の模様が異なります。

例えばスポンジローラーを使うと、きめ細かい滑らかな仕上がりになります。一方、ゴムローラーは繊細な模様付けができ、温かみのある表情になります。

ローラー仕上げは、他の仕上げパターンに比べて、比較的簡単に施工できるというメリットがあるものの美しい仕上がりを得るためには下地を平らに仕上げる必要があり、職人の技術力に左右されやすいでしょう。

コテ仕上げ

コテ仕上げは、コテを使って塗料を塗り上げる方法です。コテの大きさや動かし方によって色々なデザインが可能で、例えばコテの角度や動かす速さを調整すれば波の形や扇の形などの模様が付けられます。コテ仕上げは他の仕上げパターンに比べて、職人の技術力によって仕上がりが大きく異なります。そのため施工を依頼する際は、過去の施工事例や実績などを参考にしましょう。

ランダム仕上げ

ランダム仕上げは、決まったパターンや規則性のある模様を使うことなく、塗り重ねていく仕上げ方法です。ランダムに塗っていくことで独特の陰影や凹凸が生まれ、オリジナリティあふれる塗り壁が手に入ります。
ランダム仕上げは、あえて塗りっぱなし感を出すことで独特の風合いを持ち、塗り壁の中でもスタンダードな方法です。また、補修跡が目立ちにくいという利点があります。

ランダムウエーブ仕上げ

ランダムウェーブ仕上げは、コテを用いて左右や斜めに波のような模様をつけていく方法です。

ランダムウェーブ仕上げは、ウェーブ仕上げの一種で、よりコテの跡がはっきり残る特徴があります。さらに、漆喰ならスパニッシュ模様仕上げや扇模様仕上げなどで模様付けができ、直線・曲線の動きが出やすいため、外構を優しい雰囲気に仕上げたい方におすすめです。

外構の塗り壁にかかる費用目安

外構の塗り壁施工を行うためには、色々な作業が発生します。ここでは、各作業工程で発生する費用について解説をします。費用目安は、地域や時期、メーカー、業者によって変動しますので、数件から見積もりを取るようにしましょう。

塗り壁の塗料代

塗料にはアクリル系、ウレタン系、シリコン系、フッ素系など色々な種類があります。各塗料における1平方メートルあたりの費用は以下の通りです。

・アクリル系塗料:約1,000~1,200円
・ウレタン系塗料:約1,800~2,000円
・シリコン系塗料:約2,500~3,500円
・フッ素系塗料:約3,500~4,500円

ちなみに建物を塗り壁にする場合、塗装面積は以下の計算式で算出できます。

塗装面積(平方メートル) = 坪数 × 3.3 × 1.2

例えば30坪の家なら、30 × 3.3 × 1.2=約119平方メートルとなります。アクリル系塗装なら約119平方メートルで11万9000円~14万2800円ですが、フッ素系塗料になると41万6500円~53万5500円とかなり高額です。

塗料の主成分が合成樹脂のフッ素系塗料が他の塗料に比べて高くなりやすい理由としては、耐久性や耐熱性、防水性、親水性、防カビ・防藻性などいずれも高い性能を持ち合わせているためです。そのため、一般的な住宅では屋根など部分的に使用されるケースが多いといえます。外構の一部分に使うなら、費用も抑えられるかもしれません。

塗り壁の工賃

外構の塗り壁工事における工賃には高圧洗浄や塗装・塗り替えの費用が含まれます。これらの費用についても、1平方メートルあたりの金額で計算されることが多く、それぞれの費用は下記のようになっています。

・高圧洗浄:約200~250円
・塗装・塗り替え:約5,000~7,500円

塗り壁の補修費

下地に損傷がある場合、補修が必要となります。小さな補修であれば約1万~2万円の費用で問題ありませんが、大きな損傷では約5万〜10万円が相場になります。

塗り壁の諸経費

諸経費には、廃材処分費や運搬費などが含まれます。

・廃材処分費:約1万~4万円
・運搬費:約4,000~8,000円

ちなみにカントリーベースでは、既存の外構を廃材を出さずに塗り替えることが可能です。廃材が出ないことで処分費も必要ないうえ、地球環境にも優しく余計な環境負荷をかけずに外構のリフォームができます。

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外構を塗り壁にするメリット

外構を塗り壁にすると、職人の手作業ならではの風合いや表情が生まれ、温かみある外構デザインに仕上がります。また修復も部分的に行いやすいため、メンテナンス費用も安く抑えることが可能です。

外構を塗り壁にするデメリット

外構を塗り壁にすると、定期的なメンテナンスが必要になります。塗り壁の表面には凹凸があることで汚れが溜まりやすく、また素材自体に伸縮性がないため、ひび割れが起きやすいといった点には注意が必要です。

また、外構を塗り壁にすると、施工費用が最低でも10万~15万円程度かかるため、比較的高額になりやすい点もデメリットとして考慮しておきましょう。

外構における塗り壁のメンテナンス方法

外構の塗り壁は、美観を保つために定期的なメンテナンスが必要です。塗り壁には、汚れやひび割れが発生します。この汚れやひび割れは時間が経つと落ちにくくなるため、こまめな掃除が必要です。

塗り壁についた汚れを落とす方法

塗り壁に汚れがついてしまった場合は、水洗いやホコリを落とす必要があります。汚れの範囲などによってメンテナンス方法が異なるので、下記の表を参考にしてください。

塗り壁の汚れを落とす方法

頑固な汚れを取るためにスポンジなどで強くこすりすぎると、塗り壁の塗装が剥がれてしまうため注意が必要です。

塗り壁にひび割れや亀裂を見つけた時の対処法

外構の塗り壁にひび割れが生じていたら、早めに対応しましょう。最初は小さなひび割れでも、時間が経つにつれ大きくなっていきます。大きくなったひび割れの補修には、10万~30万円の費用がかかるケースもあります。
ひび割れの原因や状態によって対処法が異なり、プロに相談が適切な場合もあります。ひび割れ(クラック)についてもっと知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。

【関連記事】外壁クラック(ひび割れ)の原因は?放置するリスクとプロに依頼する基準

外構を塗り壁にした実際の施工事例を紹介!

ここからは、外構の施工事例の一部をご紹介をします。もっと施工事例が見てみたい方は、ぜひカントリーベースまでお問い合わせください。

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外壁の色と駐車場のシックな色合いに合わせた門柱の施工事例

外壁の色と駐車場のシックな色合いに合わせた門柱の施工事例

参考:施工事例:MPCの門柱リノベーション

門柱にMPCを使用した施工事例です。MPCとは、床、壁に使用できる薄塗りコンクリートのこと。樹脂成分を多く含んでおり、とても強くて長持ちする塗料なので、耐久性や耐水性に優れています。

この事例では門柱の色を新しく塗り替え、駐車場のコンクリート色と合わせることで、おしゃれで統一感のある外観に仕上げました。MPCは黒や茶色など色の種類が多いので、好きな色が選べる点も魅力です。

カントリーベース独自の塗り壁材「Soi(ソーイ)」を使った門塀の施工事例

「Soi(ソーイ)」を使った門塀の施工事例

参考:施工事例:MPCの門柱リノベーション

撥水仕上げ材・Soi(ソーイ)を使った門塀の施工事例です。元々はブロック塀のため、雨が降った後は濡れている部分と乾いている部分が混在し、色ムラがありました。

そこで速乾性に優れたSoiを使うことで、雨上がり後の色ムラを解消。ベージュと茶色のデザインにしたことにより、コントラストが映えるカッコいい印象の外構に仕上がりました。

Soiは速乾性だけでなく伸縮性に優れているため、ひび割れも起こりにくいこともメリットの1つです。日々のメンテナンスが簡単になります。

事例を参考におしゃれな塗り壁の外構で家を彩ろう

家において、外構は「住まいの顔」ともいわれるほど、家全体の印象を大きく変えます。外構を塗り壁にすることで、デザイン性が格段に向上し、住まい全体が洗練された印象になります。しかし、塗り壁の施工は難しく、専門的な技術が必要です。このため、外構や外壁、内壁で塗り壁を検討している方は、施工業者の選定は慎重に行いましょう。

塗り壁は職人の技術によって仕上がりに大きな差が出ることもあり、後のメンテナンスにも影響します。そのため、塗り壁を選ぶ際はプロに依頼することが最も安心です。

カントリーベースは、1994年の創業以来、外壁塗り壁材の販売・施工に専門的に携わってきました。長年の経験と実績があり、質の高いサービスを提供しています。美しく耐久性が高い外構にしたいと検討している方は、カントリーベースにお任せください。全国どこでも対応可能です。ご連絡お待ちしております。

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