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漆喰とSDGs:持続可能な住環境をつくる自然素材の魅力
コラム / 2024.12.27
漆喰とは?なぜSDGsに関連するのか?
漆喰の原料と特徴とは?
漆喰は石灰を主成分とした自然素材の建材です。日本では古くから城や土蔵の壁などに使用され、
その調湿性や防火性が評価されてきました。主な原料は消石灰、水、砂、のりなどで、
化学物質をほとんど含まないため、人と環境にやさしいのが特徴です。
SDGsとは?建築業界における重要性
SDGs(持続可能な開発目標)は、地球環境や社会の持続可能性を向上させるための国際的な指針です。
建築業界では、CO2排出の削減、廃棄物の低減、健康的な住環境の提供が求められており、
漆喰の活用がその解決策のひとつとされています。
漆喰がSDGsに貢献する理由とは?
CO2吸収効果があるって本当?
漆喰は施工後に空気中のCO2と化学反応を起こし、炭酸カルシウムへと変化します。
この性質により、施工した漆喰の壁がCO2を吸収し続けるため、カーボンニュートラルな建材として注目されています。
100%天然素材!化学物質を含まない安全性
VOC(揮発性有機化合物)を含まないため、シックハウス症候群のリスクが低く、
赤ちゃんや高齢者がいる家庭でも安心して使用できます。
長寿命で廃棄物を減らせる?
一般的な壁紙や塗料は10〜15年ごとに張り替えが必要ですが、漆喰は適切なメンテナンスをすれば
50年以上持ちます。そのため、建材廃棄物を減らすことに貢献します。
リサイクル可能な建材としての漆喰
漆喰は再利用が可能で、古い漆喰を砕いて新たな漆喰に混ぜ込むことができます。
この性質は、循環型社会の実現に貢献します。また、近年では素材自体にも
リサイクル原料を使用している漆喰系塗り壁も台頭しており、
よりエコな「現代的な漆喰」も建築分野で注目されています。
他の建材と比べて漆喰は本当に環境に優しい?
ビニールクロス vs 漆喰 どちらがエコ?
ビニールクロスは施工が簡単で低コストですが、製造時に大量のCO2を排出し、
廃棄時のリサイクルが困難です。一方、漆喰は施工に手間がかかるものの、
環境負荷が低く、長期的に見ればエコな選択肢となります。
合成塗料と漆喰の違いは?
合成塗料には防カビ剤や接着剤などの化学物質が含まれており、健康リスクが懸念されることがあります。
それに対し、漆喰は天然素材でありながら防カビ・抗菌作用を持つため、安全性が高いと言えます。
漆喰のデメリットとは?SDGs視点での課題
コストが高い?
漆喰は原料費が安価ですが、施工に時間と技術が必要なため、初期費用は高めです。
ただし、耐久性が高いため、長期的にはコストパフォーマンスに優れています。
施工の難易度が高い?
漆喰の施工には専門的な技術が求められ、DIYでは難しいことがあります。
しかし、最近では初心者向けの漆喰製品も増えており、簡単に塗れるものも登場しています。
ひび割れが起こりやすい?
漆喰は乾燥する過程で収縮し、ひび割れが生じることがあります。ただし、
適切な施工とメンテナンスを行うことで、ひび割れを最小限に抑えることができます。
漆喰を活用したSDGs住宅の実例
エコハウスでの採用事例
近年、エコハウスの壁材として漆喰が採用されるケースが増えています。特に、
高気密・高断熱住宅との相性が良く、結露防止や空気質向上に貢献します。
住み心地の口コミ・体験談
「漆喰の家に住んで5年になりますが、湿度が安定していて快適です。特に
梅雨の時期でもジメジメせず、カビも発生しにくいのが良いですね。」(40代・男性)
おすすめの漆喰製品・サービス
環境に優しいおすすめ漆喰製品4選
- エコしっくい – 天然成分100%で施工しやすいと言われている。
- しっくいウォール – 調湿効果が高く、DIY向けで一般流通している。
- ナチュラルライム – CO2吸収効果が特に高い高性能な塗り壁材。
- ヒッキーウォール – 漆喰系かつ機能材を含んでおり消臭・調質効果も期待できる。
施工を依頼するならどこが良い?
エコ住宅専門の工務店や、自然素材を扱うリフォーム業者に相談するのが良いでしょう。
ホームページを見た際に、SDGsに関して関心のあることが分かる工務店に
相談するのが一番の近道だと思います。
まとめとSDGs住宅への第一歩
漆喰を使うべき理由の再確認
漆喰は環境に優しく、健康的な住空間を作るのに最適な建材です。
CO2削減や廃棄物削減にも貢献し、SDGsの目標達成に寄与します。
まず何から始めればいい?
SDGsに貢献する家づくりを考えているなら、まずは漆喰の特徴を知り、
施工の検討を始めてみましょう。信頼できる施工業者に相談するのも一つの方法です。
内装塗り壁材「HitkeyWall (ヒッキーウォール)」
SDGsに貢献することをコンセプトにした内装塗り壁材「ヒッキーウォール」
エコな原材料も使用している塗り壁材です。
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