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EPS塀(EPSウォール)とは?メリット・デメリットや価格、施工方法を解説!
コラム / 2025.02.16
EPS塀とは?特徴と基本情報を解説
EPS塀とは、発泡スチロール(EPS:Expanded Polystyrene)を主成分とした軽量な塀のことです。
通常、表面をモルタルや樹脂などで補強することで、耐久性を高めた形で使用されます。
EPS塀は、従来のコンクリートブロック塀に比べて軽量で、施工が簡単なのが特徴です。
また、断熱性も優れているため、住宅や商業施設の外構としても人気があります。
しかし、軽量ゆえに強度が気になる方もいるでしょう。
本記事では、EPS塀のメリット・デメリット、価格相場、施工方法、他の塀との違いについて詳しく解説します。
EPS塀のメリット・デメリットとは?
EPS塀のメリット(軽量・施工性・断熱性など)
EPS塀の大きなメリットは、以下の3つです。
- 軽量で施工がしやすい:コンクリートブロックに比べて非常に軽いため、施工がスムーズに進みます。重機を使わずに設置できる点もメリットです。
- 優れた断熱性:EPSは断熱性が高いため、夏場の熱や冬場の冷気を軽減し、快適な環境を保ちます。
- デザインの自由度が高い:表面を塗装したり、モルタル仕上げにすることで、さまざまなデザインに対応できます。
EPS塀のデメリット(耐久性・コスト・防火性など)
一方で、EPS塀には以下のようなデメリットもあります。
- 耐久性にやや難あり:EPS自体は軽量で柔らかいため、強い衝撃に弱い側面があります。そのため、表面の補強材や仕上げによって耐久性を確保する必要があります。
- コストが高め:EPS塀は軽量で施工がしやすい反面、材料費や仕上げのコストがやや高くなる場合があります。
- 防火性能が低い:EPSは可燃性の素材のため、防火性を向上させるためには特殊な処理が必要になります。
EPS塀とコンクリート・ブロック塀の違いは?
強度・耐久性の違い
コンクリート塀は高い強度と耐久性を持ちますが、重量があるため基礎工事が必要です。一方、EPS塀は軽量で施工しやすいものの、外部からの衝撃に弱いため、補強工事が必要な場合があります。
価格・コストの違い
EPS塀は、材料費自体はそれほど高額ではありませんが、表面の仕上げ工事や補強にコストがかかることが多いです。一方、コンクリート塀は材料費は安価ですが、施工に時間と手間がかかるため、結果的に総コストは同程度になることがあります。
施工のしやすさの違い
EPS塀は軽量で加工しやすいため、短期間で施工が可能です。コンクリート塀は、基礎工事が必要なため施工期間が長くなりがちです。
EPS塀の施工方法とは?DIYは可能?
EPS塀の基本的な施工手順
EPS塀の施工は、以下の手順で進めます。
- 基礎の設置:地盤の状態を確認し、必要に応じて基礎を作ります。
- EPSブロックの配置:軽量なため、手作業でも配置可能です。
- 補強材の取り付け:モルタルや樹脂コーティングを施して強度を上げます。
- 仕上げ処理:塗装やタイル貼りでデザインを整えます。
DIYでEPS塀を設置する際の注意点
EPS塀は軽量でDIY向きですが、施工の際には補強をしっかり行う必要があります。また、防火性能を確保するための対策も考慮すべきです。
EPS塀の価格はどれくらい?費用相場を解説
EPS塀の材料費と施工費の目安
EPS塀の価格は、1平方メートルあたり15,000~30,000円が相場です。
ただし、仕上げや補強の内容によって変動します。
コストを抑える方法はある?
- DIYで一部施工する:基礎工事を業者に依頼し、仕上げをDIYすることでコストを抑えられます。
- 補強材の選定を工夫する:必要最低限の補強で済むよう、適切な材料を選ぶのがポイントです。
まとめ|EPS塀はこんな人におすすめ!
EPS塀は、軽量で施工しやすく、デザイン性の高い塀を求める人に適しています。
一方で、耐久性や防火性の対策が必要となるため、適切な補強や仕上げを行うことが大切です。
EPS塀を検討中の方は、業者の見積もりを比較し、最適な施工方法を選びましょう。